日韓関係を巡っては、昨年秋以降、日本企業に賠償を命じた韓国人元徴用工訴訟や、韓国艦艇による自衛隊機へのレーダー照射事案など両国が対立する場面が続いた。慰安婦問題でも2月、韓国の文喜相国会議長が当時の天皇陛下(現在の上皇さま)の謝罪で解決すると発言し、日本政府が抗議。2019年の外交青書では、日韓関係について「非常に厳しい状況に直面している」との認識を示した。
世界の中で自国との関係が重要だと思う国はどこかとの問いに対しては、日本人は米国が67.8%と最も多く、中国が5.9%と続いた。韓国人でもトップは米国の55.5%、2番目は中国で33.3%だった。軍事的な脅威を感じる国については、両国民とも北朝鮮、中国の順だったが、日本人が3番目をロシアとしたのに対し、韓国人は日本を3番目の脅威とした。
世論調査は、日本では5月18日から6月2日まで、韓国では5月15-27日まで全国で実施。日本は18歳以上、韓国は19歳以上の男女を対象に行った。