一方、日韓の歴史問題に関する和解と現実的、実利的な協力のどちらを優先すべきかについて韓国側から「和解と協力はすぐにできるものではない。和解のモデルケースとされる独仏関係でも共通歴史教科書作成までに長い時間がかかった」との指摘があり、慶応大学の添谷芳秀教授は「協力関係が進み、協力したいという気持ちが高まるほど、歴史問題に関する状況も変わる」との見方を示した。会場からは「協力というが、朝鮮半島の統一を日本は支持するのか」などの質問が出た。
ソウルで開かれた日韓未来対話=2日、米村耕一撮影