언론보도

中国めぐり日韓協力が重要 有識者対話、温度差も

  • 2014-07-18
日本と韓国の政治家や有識者らが、冷え込んだ両国関係の改善策を話し合う「日韓未来対話」が18日、ソウルで開かれた。中国がアジアでの新秩序構築を進める中、民主主義などの価値を共有する日韓の協力が重要だとの認識で一致したが、中国との関係構築をめぐっては日韓間で違いもみられた。

 

同対話は日本の民間非営利団体「言論NPO」と韓国のシンクタンク「東アジア研究院」の主催で、今回が2回目。

 

自民党の逢沢一郎衆院議員は「中国は外交、安全保障、経済面で新しい秩序をつくる意欲を明らかにしてきた」と指摘。政治体制や価値観が異なる中国主導の「新秩序」には「注意すべきだとの強い問題意識を持っている」と述べた。

 

これに対し韓国の孫洌・延世大国際大学院長は「安倍政権の積極的平和主義は中国けん制の面が強すぎる。中国を関与させるビジョンが必要だ」と強調した。

 

日韓関係を打開するため、首脳会談を開くべきだとの意見も双方から相次いだ。朝鮮日報の鮮于鉦国際部長は「会談で慰安婦問題なども話し合えばいい。会談しないのは日韓関係を放置するのと一緒だ」と述べた。

 

日韓の共同世論調査で、相手国への渡航経験がそれぞれ2割強にとどまり直接交流が乏しいとのデータも示され、相互理解を深めるため、交流活発化が重要だとの意見も出された。