韓国メディアは、「韓国人54％、日本人66％、日韓関係がこの1年間でさらに悪化」、「日本は軍事的脅威国、日韓の国民感情10年来で最悪」、「韓国人10人のうち4人が、日本は軍事的脅威国」などの見出しで伝えた。
同調査によると、「軍事的脅威になると考えている国」を問う質問（複数回答）では、韓国人の86．7％が北朝鮮、47．8％の中国に続き、43．9％が日本を挙げた。これは、安倍晋三政権が平和憲法改正と自衛隊の国防軍化を推進すると明らかにするなど、一連の右傾化の動きに影響を受けたと推察した。一方、日本人は78．9％が北朝鮮、60．1％が中国、19％がロシアを挙げ、4番目に12．2％が韓国を挙げた。
また、両国の関係が「良い」という韓国人は3．4％にとどまったが、「悪い」の割合は、67．4％に達した。日本人は、韓国との関係が「良い」という回答は11．3％で、「悪い」という回答は55．1％だった。
さらに、両国の対立が深刻化したこの1年間を振り返ったところ、日韓関係について韓国人の46．7％、日本人の39．6％が、それぞれ「悪化した」と答えた。
韓国人が「歴史問題の解決なしに日韓関係の発展は難しい」と答えた割合が41．5％であるのに対し、日本人回答者は25．9％だった。
日韓関係よりも、中韓関係がより重要と答えた韓国人の割合は35．8％で、日韓関係がより重要だという意見の9．3％を大きく上回った。しかし、日本人は、20％が「日韓関係がより重要」と回答し、日中関係の13．9％を上回った。
「相手国について思い浮かぶこと」（複数回答）では、韓国人は84．4 ％が「竹島（韓国名：独島）」、61．5％が「慰安婦」、24．9％が「東日本大震災と福島原発事故」を挙げた。日本では、59．1％が「韓国料理」、56．7％が「竹島」、47．2％が「韓流ドラマやＫ－ＰＯＰ」の順となった。（編集担当：李信恵・山口幸治）